Kompira は IT 運用管理業務の自動化を支援するための基盤システムです。 ジョブフローを記述することで、様々な運用業務、管理業務、さらには障害の復旧処理まで自動化することができます。
Kompira 1.6 の動作環境は以下の通りです。
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アーキテクチャ: x86_64
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オペレーティングシステム:
- Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 8 / 9 / 10
- Rocky Linux 8 / 9 / 10
- AlmaLinux OS 8 / 9 / 10
- MIRACLE LINUX 8 / 9
- CentOS Stream 9 / 10
- AmazonLinux 2023 (ただし現状では冗長構成には未対応です)
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Python バージョン:
- Python 3.12
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PostgreSQL バージョン:
- PostgreSQL 14 .. 18
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RabbitMQ バージョン:
- RabbitMQ 3.8 .. 3.13
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ネットワークインタフェース: 1つ以上
※ Python 3.9 以前のバージョンはサポート対象外となりました。Python 3.9 以前の /opt/kompira 環境をアップデートすると Python 3.12 で Kompira 環境を構築しなおします。 ※ CentOS Linux 7.x/8.x 系および CentOS Stream 8 は EOL に伴いサポート外となりました(インストールに失敗します)。RHEL 互換 OS のご利用をご検討ください。 ※ RHEL 7.x 系および Amazon Linux 2 は、erlang/rabbitmq-server のサポート対象外となったため新規インストールできなくなりました。
- CPU:2GHz以上
- メモリ:8GB以上
- HDD:250GB以上
※ 必要なスペックは Kompira 上で動作するジョブフロー規模、自動化の処理要件によって異なります。都度ご相談ください。 ※ 記載要件は最低レベルで記載しております。お客様の運用環境によっては異なる場合がございますのでご了承ください。
Kompira が利用するポート番号は以下の通りです。
- Kompira GUI, REST APIへのアクセス: http(80), https(443)
- kompira_jobmngrd によるリモート連携: amqps(5671), amqp(5672)
- kompira_sendevt によるイベント送信: amqps(5671), amqp(5672)
- Kompira からメール受信: POP(110), IMAP(143), POPS(995), IMAPS(993)
- Kompira からメール送信: SMTP(25), SMTP-TLS(587), SMTPS(465)
- Kompira から外部機器へのアクセス: ssh(22), telnet(23), wsman-http(5985), wsman-https(5986)
- Kompira から外部 API の呼び出し: http(80), https(443)
- Kompira から AD/LDAP 連携: LDAP(389), LDAPS(636)
- rabbitmq(4369, 5672, 25672)
- postgresql(5432)
- pcsd(2224)
- corosync(UDP/5404, UDP/5405)
リリースページ から各リリースの内容確認と、パッケージ (Assets にある kompira-1.6.xx-bin.tar.gz) のダウンロードができます。
インストールしたいリリースのパッケージをダウンロードしたら、イン ストール先のサーバの任意のディレクトリに配置してください。
パッケージを展開してディレクトリの中に移動して、root 権限で ./install.sh を実行してください。
# tar zxf kompira-1.6.xx-bin.tar.gz
# cd kompira-1.6.xx-bin
# ./install.sh
- インストール先のサーバは、OS が新規インストール状態であることを推奨します。
- Kompira のインストールには、インターネット接続環境が必要です。
- RedHat にインストールする場合は、事前にサブスクリプションを登録しておく必要があります。
インストールに成功したサーバにブラウザでアクセスするとログイン画面が表示されますので、以下のアカウントでログインすることで Kompira をはじめることができます。
- ユーザ名:
root - パスワード:
root
ログイン後の画面の右上にある「ヘルプ」をクリックすると、オンラインマニュアルが表示されますので使い方の参考にしてください。
以下のように --proxy オプションを付けて install.sh を実行してください。
# ./install.sh --proxy proxy:3128
- オプションに渡す "proxy" や "3128" の部分は導入環境のプロキシサーバのホスト名(またはIPアドレス)やポート番号に合わせてください。
認証付きプロキシサーバの場合は、以下のように "user" にユーザー名を、"password" にパスワードを指定して install.sh を実行してください。
# ./install.sh --proxy user:password@proxy:3128
デフォルトではインストール先の Linux サーバのシステムの言語設定に合わせてインストールされます。(ただし、対応する言語は日本語と英語のみで、エンコーディング指定は UTF-8 のみサポートしています)
システムの言語設定と異なる言語でインストールしたい場合は、--locale-lang オプションを指定してインストールしてください。たとえば、英語モードでインストールする場合は、以下のように指定します。
# ./install.sh --locale-lang en_US.UTF-8
- v1.6.13 から新規インストールでは Python 3.12 で Kompira 環境が構築されます。v1.6.12 までの Python 3.9 で構築された環境とは細部が異なりますのでご注意ください。
- v1.6.11 から新規インストールでは Python 3.9 で Kompira 環境が構築されます。v1.6.10 までの Python 3.8 で構築された環境とは細部が異なりますのでご注意ください。
- v1.6.10 から新規インストールでは PostgreSQL は対応する最新バージョン (17.x など) がインストールされます。v1.6.9 までは PostgreSQL 12.x 固定でしたが、環境やバージョンによってデータベースクラスタの位置などが異なるなど、差異がありますのでご注意ください。
- v1.6.9 から新規インストールでは Python 3.8 で Kompira 環境が構築されます。v1.6.8 までの Python 3.6 で構築された環境とは細部が異なりますのでご注意ください。
- v1.6.4 から添付ファイルがデータベースに保存されるようになり、また合わせてサイズ制限が緩和されました。データベース上では添付ファイルの実サイズより大きい容量を必要とするため、大きな添付ファイルを扱う場合はディスクの空き容量にご注意ください。
- v1.6.4 からサーバ上に添付ファイルの実体は保持しなくなりますので、サーバ上に添付ファイルの実体が存在することを前提としたジョブフローなどは正常に動作しなくなります。
- v1.6.12 以前から v1.6.13 以降にアップデートした場合、既存の /opt/kompira 環境はバックアップしたうえで、新たに Python 3.12 で /opt/kompira 環境を作り直します。
- v1.6.10 以前から v1.6.11 以降にアップデートした場合、既存の /opt/kompira 環境にインストール済みの Python 3.8 が継続して利用されます。自動的には Python 3.9 へアップデートされませんのでご注意ください。
- v1.6.10 以降で PostgreSQL のアップグレードに対応しました。詳しくは管理ガイドの「1.2.3.3. PostgreSQL のアップグレード」をご参照ください。
- v1.6.9 以前から v1.6.10 以降にアップデートした場合、既存の PostgreSQL はメジャーバージョンを維持します。自動的には PostgreSQL 13 以上にアップグレードされませんのでご注意ください。
- v1.6.8 以前から v1.6.9 以降にアップデートした場合、既存の /opt/kompira 環境にインストール済みの Python 3.6 が継続して利用されます。自動的には Python 3.8 へアップデートされませんのでご注意ください。
- v1.6.3 以前から v1.6.4 以降にアップデートした場合、既存の添付ファイルは kompirad 起動時に自動的にデータベースに保存されます。そのため、添付ファイルの数が多い場合は起動に時間がかかる場合があります。また、データベース保存に移行した後も、添付ファイルに対応するサーバ上の実ファイルはそのまま残っていますので、不要な場合は手動で
/var/opt/kompira/uploadを削除してください。
その他の、過去のリリースでの注意点については「アップデート時の注意点」を参照してください。
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v1.6.10 以降で冗長構成での PostgreSQL アップグレードに対応しました。詳しくは管理ガイドの「1.9.3.3. PostgreSQL アップグレードを伴う両系停止アップデート手順」をご参照ください。
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v1.6.6 以降で冗長構成時のアップデート手順が変更され、install.sh の後の pcs cluster start が不要になりました。詳しくは管理ガイドの「1.9.3.アップデート」をご参照ください。
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CentOS 7 環境における冗長構成アップデートについて
- 対象:v1.6.0~v1.6.2.post1 から v1.6.2.post2 以降へのアップデート
- 詳細については以下をご確認ください。
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冗長構成を v1.6.3 以前から v1.6.4 以降にアップデートした場合、pacemaker 配下で lsyncd サービスが動作する設定のままとなっています。v1.6.4 環境で lsyncd が動作していても影響はありませんが、lsyncd サービスを停止させる場合は冗長構成のアップデートが正常に終えたあとに、root 権限で以下のコマンドを実行してください。
# pcs resource delete res_lsyncd
Kompira の最新情報については お知らせ をご参照ください。
Kompira の実践的な使い方やジョブフローの書き方についてはサポートサイトの 課題解決方法 を参考にしてみてください。
Kompira の使い方が分からない場合などは、コミュニティサイトの KompiraEnterprise関連 を参考にしてみてください。同じような質問や回答が見つからない場合は、新たに投稿してみてください。